2005年1月カンボジアのアンコール遺跡を訪れた。アンコール遺跡は8世紀から15世紀にかけて盛衰したクメール王朝の遺跡である。カンボジアシェムリアップ市の近くにあり、世界的に最も有名な遺跡群の一つである。中心的な寺院跡であるアンコールワットはエジプトのピラミッドにも匹敵するスケールの大きさであるが、全体として8世紀以降の建造物でエジプトとは数千年の違いがある。遺跡のあるエリア全体への入場料が一日20USドル、3日券が40USドル。道路にチェックポイントがある。

アンコールワット

カンボジアもベトナムと同様バイク天国だ。町中がオートレース場のようだ。神風、雷は日本の数十年前よりひどい。バイクには4−5人乗ることもあり、小型トラックには20人以上乗っている。バイクの殆んど、車の半数はナンバープレートがついていない。つけて税金を払うかどうかは任意なのか。ただしナンバープレートがないと保険には入れないそうだ。ということは殆んど保険には加入していない。事故で被害を受けても保険が無い、当然賠償能力は無い。要するにやられ損ということ。何でも自己責任なのだ。
バイクが多い割りにガソリンスタンドのようなインフラが整っていない。どうしているのかと思ったらなんと街角の露店でオバサンが古いペットボトルに入れて売っている。
赤、白、黄色の水を売っている人がいるので最初は何かのジュースだろうと思っていたら、それが混合油、ガソリン、軽油なのだ。

カンボジアの交通事情

現在は国の90%以上が仏教徒だそうだが、東南アジアの仏教は上座部仏教と呼ばれ戒律が厳しいく日本とは大分違う。僧には妻帯、肉食は絶対に許されないそうだ。街で売っている仏壇も赤と金色でギラギラして日本の真っ黒な仏壇とはぜんぜん違う。

こんな中で仏教とヒンズー教は互いに交じり合い、ヒンズー教の神様も仏教とともに我が国へも伝えられている。閻魔様、吉祥天、大黒天、鬼子母神・・・・そもそも仏教には神様はいないはずなのに何故かいろんな神様が伝えられているのはいつの間にかヒンズー教に染まっていたのだ。

比較的新しいにも拘らずこの遺跡の保存状態は良くない。高温多湿のジャングル地帯であるという自然条件の他に人為的に破壊が繰り返されたのだ。
そもそもこの遺跡群はヒンズー教と仏教が入り乱れている。仏教の王の時代は仏教寺院が作られヒンズー寺院は仏教寺院へ改装された。ヒンズー教の時代はヒンズー教の寺院を作ると共に仏教寺院をヒンズー教寺院へ改装した。特に仏像は破壊された。そんなことの繰り返しで仏像は破壊され、ヒンズー教の神様の像が多く残っている。仏像の大きなものは破壊しきれず残っている。それに現在は仏教国だから仏像は大切にされているが、ポルポト時代の銃痕もある。

アンコール遺跡