レバノン

2006年4月レバノンを訪れた。レバノンはシリアとの国境にアンチ・レバノン山脈があり、砂漠とは隔離されている。更に地中海寄りにもう一つの山脈レバノン山脈がある。この付近はベカー高原といって土地は肥沃で、雨も多く農業が盛んだ。
首都ベイルートは地中海沿岸でありいずれも豊かで景色がよく、中東のスイスと言われる所以である。

しかし何処を見ても修復工事中のビルが目立つ。
明らかに内戦の傷痕で街にはまだ修復の手がつかず生々しい弾痕を無数に残したビルかある。

発掘しだしたらきりがないのだろう。建設工事に伴う発掘がところどころ行われている。

しかし1974年に勃発した内戦は二十年近く続き熾烈を極めた。そもそもこの国はイスラム教徒とキリスト教徒が半々くらいで、その間に宗教対立が起きるとなかなか収まらないのだろう。
1990年代後半にようやく収束したがその傷跡は街中至る所にある。しかし現在は平和で人心も安定しているようだ。・・・・ところが・・・訪れたのは2006年4月のこと。同年7月にはイスラエルの激しい空爆を受けている。美しい町はまたしても無残な姿になっていることだろう。

ベイルート

そもそもベイルートは紀元前十数世紀のころからフェニキア人が交易の拠点として築いた街で、その後何世代も支配者が入れ代わりその度に街は破壊と建設を繰り返してきた。今では現在の街の下に何重もの遺跡が埋もれているという。

現在のベイルートはヨーロッパからだろう、地中海を渡ってきた観光船が着き、街には市民や観光客があふれる美しい街だ。

これはローマ時代の浴場の跡だろう。