中国四川省

2006年10月中国四川省を訪れた。首都は成都。

主たる目的は四川省第二の山、四姑娘山の景色を見ることだが、その他にも九寨溝、黄龍、三国志、四川料理、パンダなどなど興味の尽きない地域だ。

我々日本人は中国といえば北京、上海を思い浮かべるが、本当の中国の歴史は西安、成都、重慶など内陸にあり、人口も多い。因みに中国の人口は重慶、上海、北京、成都の順である。

民族について。
成都には丸顔で色白、目が大きく二重まぶたでまつげが長い女性が多い。やや背が低いがみんな美人だ。よく似た体格、顔立ちで姉妹かと見間違えるほどだ。私見ながらこれが本当の漢民族ではないのかと思う。北京は永年モンゴル、満州など北方民族に支配されていたので、また上海は海洋交易が多く、夫々いろいろな血が混じっているのではないか。

四川省には漢民族の他に少数民族としてチベット族、チャン族、回族がいる。これら少数民族は政策的に手厚く保護されている。山岳地帯に多く、観光用に彼らの居住区を開発しそこで観光業に付かせている。土地を取り上げた代償ともいえるかもしれない。何もしなくても毎月かなりの手当てが支給されるので裕福なようだ。
チベット族はチベット仏教であるラマ教を信じ、回族はイスラム教の信者だ。チャン族はシャーマンを中心に古くから羊の放牧で暮らしてきた人たちだ。チベット族の男は鼻が高く、背も高い。色は浅黒いが彫りの深い顔でキムタク型のイケメンが多い。回族は何時もイスラムの帽子をかぶっている。チャン族は高い山の間で大声で会話するので声がよく透る。歌うとヨーデルとは違ってカンツォーネのようだ。
これらの民族は山岳地帯では夫々固有の集落で暮らしているが、松藩では一つの街に仲良く暮らしているようだった。これら少数民族には一人っ子政策は適用されていない。

成都空港。成都は現地語でチェンジュと読む。

午後4時ごろ到着したがどんよりと曇っていた。四川省は別名蜀とも天府ともよはれる。蜀は三国志でお馴染みの名前、天府は土地が豊で人心が安定しているということらしい。その理由は後述の2000年以上も前に行われた都江堰の治水工事にある。成都は盆地でいつも曇りがちで太陽がめずらしいとか。
「蜀犬吠日」という諺があるそうだ。蜀の犬は珍しい太陽を見ると驚いて吠えるということで、転じて世間知らずのことを言うらしい。つまり日照りは少ないが実りが豊で人々はのんびりしていてくよくよしないらしい。
面積、人口共に日本に略匹敵し、首都の人口も東京に匹敵している。四川省だけで立派な国家だ。
四川省といえば辛い四川料理で有名だが、思ったほど辛くは無く特別な料理を除くと一般には日本の激辛ラーメンほどではない。

四川省大地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。また被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

このHPに掲載した場所の多くが甚大な被害を受けており、記載されている内容は震災前の状態であることをご理解下さい。(2008.5追記)